ハイタカの、武山における逆渡り観察(一日に70羽でアドレナリンが..)


えー、主に地元な神奈川県三浦半島武山で観察してますがこの時期は、主にハイタカの逆渡りです。

逆渡りというのは、武山ではサシバやハチクマ他が主に東から西への渡りなのに対して、ハイタカは西から東に渡る個体が圧倒的に多いからです(今回も70羽中1羽が正渡りで、残り全ては逆渡り。あと、渡りと判定できなかった個体も数羽います)。

タカの渡り 速報 武山 2017/11/05

こちらの速報にあるように、なんと一日で70羽。
寒いのに、アドレナリンが出て、展望台の一番高いところで朝の6時から14時近くまで観察しました。
近くを飛びすぎて写真が撮れなかったり、砲台山や三浦富士の手前の山肌で見失って渡りと判定できなかったり。
それでも2015年11/5の今までの一日あたりの最大記録44羽をあっさり更新。

今回は、時の運と人の運もあって、そもそもハイタカシーズンは人が少ないので、記録がないとか見落としが多いとか、今回はここ数年の地道な観測の結果、そろそろ沢山飛びそうだと傾向がつかめたので、その成果が出たというかご褒美か。

今日11/7も8時から11時半で10羽くらい飛んだし、サシバより物理的に近い(ハイタカの実際の大きさがサシバよりだいぶ小さいのに、撮像素子上のサイズはサシバとかわらない)ので、実は穴場かと。



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ミルスケール入り単眼鏡で、鷹の飛行高度を推定しよう!! 付:単眼鏡ミニレビュー


ついに3シーズン目ですが、自分の知ってる狭い範囲では、誰も眼視で鷹の飛行高度推定していません。
インターネット上では、従来レーダーによる方法や、写真撮影した撮像素子上でのサイズから計算されている方がいらっしゃいます。

眼視でも、もちろん個人の経験その他から100m単位くらいで推定されている方はいます。私は感覚で高度推定するのに満足できなかったのでミルスケールを使った推定方法をはじめたんですが、草木も眠る3シーズン目が終了しました。

ミルスケールによる方法を、会う人に見せたり話しても、なかなか普及しない。ミルスケール双眼鏡と換算表を一緒に貸与して測ってくれた方がいたけど、大変ありがたかった。

原因はいくつか推定できる。
ひとつには、ミルスケール入りの双眼鏡が一般的でなく、入手経路が限られていたり、船舶とミリタリー用途の双眼鏡にしかないので、バードウォッチングに興味のある人には縁がない。
最大の理由は、観察を重視するバードウォッチングでは、ミルスケールは観察時に邪魔になるからではないか。

これに対する回答が「ミルスケール入り単眼鏡で、鷹の飛行高度を推定しよう!!」なんです。
そう、双眼鏡でなく、単眼鏡でいいのでは。結局使う道具はミリタリーや船舶向けなので、同じだけど双眼鏡よりは単眼鏡のほうが、比較的に安価なので敷居が低くなるかなと。

以下は蛇足です。なぜそう思い、どんな単眼鏡が良いか。最後に並び順他を改良した、ミルスケールから鷹の飛行高度を、現在地からの高さ分(比高)を求める表のpng画像ファイルがあります。

以下始まります

実はミルスケールが双眼鏡に入ってなくても、大雑把には推定は可能なんです。
よく双眼鏡のスペックに1000mでの視界に何mの範囲が見えているか(1000m視野 150mとか)書いてあるけど、これは直径方向に150目盛り見えないスケールがあるともいえる。

同様に100m先なら15mの範囲が見える。もしサシバなら翼開長を108.75cmとすると、100m先なら、10.88メモリ つまり視野のほぼ1/13.8ぐらいを占めるはずだ。

ゴルフ用のレーザー測距計でも行けそうですが、レーザーよりは鷹に影響の少なそうな(見られる事自体がストレスはミルスケールでも同じだが)ミルスケールを使った方法を、ここでは性懲りもなく紹介します。

<要旨>
・真上にきたときに、ミルスケール入りの単眼鏡で、翼開長が何メモリか調べよう
・ミルスケール値を求めるには、スケール入りの単眼鏡がオススメ
・翼開長や全長のミルスケール値から、距離を求める表

<ミルスケールとは>

すいません、過去記事を参照して下さい
昨年度の記事 鷹の飛行高度の推定 ミルスケールと鷹 part2 付録:武山展望台からの距離

ミルスケール関係の記事一覧

<ミルスケール入りの単眼鏡のオススメ>
で、ここからが今回の記事の新しい主要部分

今年、鷹が飛ばなそうな日だったので、しっかりしたミルスケール入りの双眼鏡は重いので(バイクなので荷物は最小限にしたい)
なんちゃってミルスケール入り双眼鏡NERV双眼鏡を、念のため三脚にぶら下げてました。

とっさにほぼ真上にサシバが出たので、この双眼鏡は二軸折りたたみですが、眼幅をあわせるのも もどかしくスケールの入った左目だけを単眼鏡の要領で使い、スケール値が測れました。

「ミルスケールを測るのは、単眼鏡で十分では」と、三年目にして思い至りました。orz.....

考えてみれば、ほぼ水平や真上以外では、例えば45度なら1.4で割らないと高度がわからないし、その角度も推定なら、なおさら誤差が大きくなる。で、実質的に真上に来たときしか計測できないし、鷹はオスメスで大きさが結構違うから、今は平均値で換算しており、それも小さくない誤差がある(実はスマホアプリ化する構想を推進中)。

としたら、真上に来ることは一日で数回あれば良いほうで、その程度の使用頻度なら、双眼鏡にビルトインされたものより、単眼鏡でミルスケール入りので十分ではないか。と、やっと思い至りました。いや~どんくさいですね。頭は生きてる間に使え(父の口癖)どんくさいから経験しないとわからないんですが。

で、オススメの単眼鏡ですが
SIGHTRON 単眼鏡 7倍28mm 100/100レティクル TAC-M728

あたりが良いかも。倍率は必要にして十分な7倍がベスト。8倍でも、視野が狭いと、姿勢の苦しい真上では導入に苦労する場合もありました。ケースのベルト通しで体に固定しておき、携帯ストラップで脱落防止をしています。値段も実売一万円くらいなので、鷹の渡りだけなら、これで必要十分。実際何度か使ってみたけど、私は眼鏡なので見口のゴムを折り返して、フォーカスをいじるだけ。しかもピントの合う距離の範囲が深めなので使いやすい。

もう一つは、値段が2.5倍しますが、これまた使ったら想像以上に面白く、他にレビューとかなかったので紹介します。
MINOX 7倍42mmコンパス スケール入り単眼鏡

大きさも結構違います。上がSIGHTRON 7倍28mmで、
               下がMINOX 7倍42mmコンパス スケール入り単眼鏡
本体比較



ケースに入れると、なおさら大きさが違います。ちなみに、機種は上下逆なので注意。上がミノックス。ミノックスはクッションのある素材で、割にぴったりめ。ファスナーで閉じるけど、ケース自体は防水ではないようです。SIGHTRON 7倍28mmのケースは隙間があるけど、これも本体防水なので、ペラペラですが必要十分だと思います。
ケースに入れた状態の比較


SIGHTRON 単眼鏡 7倍28mmには、キャップの類は付属しません。
ミノックスも、私の持ってる本機種以外の双眼鏡や単眼鏡には、キャップの類は付属しません。

ところが、このMINOX 7倍42mmコンパス スケール入り単眼鏡 は、海での使用を想定しているようで、フロントの対物側は外しても完全には外れない埋め込みタイプのキャップ 手前の接眼側はかぶせ式外れるキャップ、引き出し式アイカップの内側のギザギザのある部分がフォーカスリングです。上の突起は、コンパスと、コンパス用の明かりとり(電池はいらない)なので、上の四角い部分を指で覆ってはいけません。
ミノックス単眼鏡の外観

視野をスマホで撮りました。全視野ではないけど、左端は端までと、左下側(実際の使用時は、左下が真下になります)の角度表示133度あたりを示している
ミノックス単眼鏡のミルスケールと方位表示

武山だと、真東(磁石による、地図上の北は磁針より8度くらい西)は東京湾観音だとわかったり、見ている方向がわかるのは、便利で楽しいです。ちなみに、磁北との偏角は、昔と結構変わっていて、びっくりした。同じ関東地方で6.5度くらいと覚えてたんだけど、現在は8度とは。

最後にミルスケールからの換算表。印刷して使おう。武山で私とリアルに会う人には、印刷してあるのが少数ですがあります。
ミルスケールと飛行高度 武山からの主要目標距離

最後の表ですが、スマホアプリ化して、記録も自動、オスメス判別できればそれも材料にして、観測地点からの比高を計算し、観測地の標高を初期設定することで、高度推定するアプリ 仕様書はできたので作ってみるつもり。

2017/10/4 バトル オブ 武山


空中戦 好きです。でも今回はびっくりした。

結構遠くだったけど、早朝で人少なかったので、なんとか記録できないかと、必死でした。
不鮮明なのは、許して下さい。雰囲気が伝わったら良いけど。

登場
登場

いきなり何すんねん
いきなり

反撃じゃあ
何すんねん

交錯に向かって
バトル1

まてー
まてー

まてまてー
まてまて

やぁー
うりゃ

交錯に向かって2
交錯に向かって2

「なにさらすだぁ」右上の吠えています
スクリーミング

返り討ちじゃあ
う

うう

クライマックス
ううう

おめー見てんじゃねぇ
なに見てござる


武山 鷹の渡り 2017 早朝担当終了 武山での鷹の渡り観察や撮影ってどうなの


昨日は、5:30くらいから展望台にあがって、昼の12時に撤収しました。

公式な観測終了は11時30分で、その後は お弁当持ったミサゴ(ほぼ非渡りといえる)だけでした。

さて、今年も8月末から9月頭は、二段重ね双眼鏡 初期バージョン機材のテストを兼ねて、個人として武山展望台で鷹の渡りを観察し、その後三浦半島渡り鳥連絡会の一員として鷹の渡りカウントに参加した。

2017年度 秋期 タカの渡り報告 (武山)にあるように、今年の公式な観測期間は9/5~10/15で、完全な雨の日以外、ほぼほぼ山頂にカウントに参加したメンバーとしては一番乗り(早朝に渡ってないかを確認するため)していた。帰りは8時半とか9時とか、仕事を午前休めた場合は11時から12時くらいの日もあった。




これは極めて近所に住んでいて、現役組では異様な出席率なのは職場も近いからで、こんな恵まれた環境はないので、ここに住んでいるうちは秋の鷹の渡りのカウントには参加したい。

ここからが本題ですが、知人に武山展望台での、鷹の渡りカウントや、鷹の撮影とか紹介したいけど、難しいと感じてることを書きます。
#武山での鷹の渡り観察ってどうなの

・武山で鷹の渡りを見たり、撮影するのが かなり好きな人向けだと思います。
 というのは、
 ・必ずしも鷹の渡りが見られるとは限りません
 ・鷹の渡りが見られても、かなり遠く双眼鏡でも厳しい場合もあります
 これが撮影主体だと
 ・(渡りでない鷹も含めて)鷹が飛ばなかったり、遠くでしか飛ばない場合もあります
 ・山頂の近くを飛ぶことは、シーズンを通して見れば何度もあり、その点では撮影向きですが、ほとんどの場合待ち時間のほうが長いので、撮影だけに特化すると暇すぎます。なので双眼鏡があると待ち時間も楽しめるかも。

個人的に鷹の渡り予報(明日、鷹が飛ぶか、飛ばないか)をしています。武山と超有名な鷹の渡り観測地である長野の白樺峠に関して、ここ数年の正答率(△微妙 ○当たったがあたりまえ ◎的中させた)ですが以下のようです。

 年度   2013  2014   2015   2016   2017
・白樺峠 ○泊付き ○泊付き ◎日帰り ◎日帰り  ◎行かない
・武山  △欠登有 △欠登有 △欠登有 △欠登有 ○欠登なしなので、自分の予想信じてない
いずれもピーク(最大あるいは、最大の次のレベルが複数)に関してです。

白樺峠は、武山の観測メンバーになってからは、まだあまり武山で飛ばない時期に、最初の千羽超えを当てようとして、目慣らしのトレーニングを兼ねていっています。

泊付きは、早朝から移動して白樺峠に到着した昼から夕方にかけて、天候などで溜まっているはずの鷹(在庫)が飛ばない、あるいは二日目でも飛ばず、現地で車中泊し在庫が払底されるまで滞在したので、まあ見られて当たり前です。

日帰りは、行った日に在庫(天候などで溜まっているはずの鷹が)が掃けたので、その日だけで帰ってきた場合です。

今年は都合が悪く行ってませんが、前の日までの観測数(その日中に更新はされない場合が多いが)と、前後数日の新潟や福島含めた天気(結果と予報)で、最初の2つのピークは予想が的中しました。

ところが武山は、気象データと渡りの記録だけでは、なかなか予想できません。しかも記録は当日に確実に入手できていて、ふもとに住んでるから当日の天候さえわかるのに。

これは、地形的なものや、そもそもの観察できる数の違いもあります。
自分の中での結論としては以下の通りです

前提として
・鷹は渡りで、陸沿い を飛ぶのが基本
・狭くても海を渡るのは、そもそも二番目の選択肢で、極めて条件がそろったときだけに東京湾を渡る

これは、富津の記録を見ていても、富津から飛んだけど戻ってきたとか、渡りを躊躇するとか、富津から飛んだ鷹のうち武山で見られるは1-2割としても、上記の前提を裏付けていると思います。

自分でかってに早朝担当として、日の出前後から登頂したのは、たった200mほどの山ですが、平地は晴れていても、山頂ではガスだったり、山頂だけ雨とかも毎年何度もあったので。東京湾海上センターの予報やライブカメラ、千葉川のライブカメラなども一時期調べましたが、結局の登らないと武山山頂での風速風向視界などはわからないので。

これからのハイタカシーズンは、十分に明るくなってから徒歩で山頂に行き、1から2時間くらい観察したら降りてきちゃいます。でもハイタカシーズンは、好きなんです。しかも渡りにカウントされてませんが、昨日は今シーズン最初のハイタカ見られたし。

最後に今年は、なんとも微妙な天候が多かったです。印象としてはチゴハヤブサやアカハラダカなど風向や視界の影響が、相対的にサシバやハチクマより小さいと三鳥連(三浦半島渡り鳥連絡会)でいわれている小型の鷹が良く見られました。

最後にツイッターにも投稿した、今年一番お気に入りの写真。もう写真としては全然あれですが、チゴハヤブサと多分被捕獲対象のトンボが写っています。遠距離で不鮮明ですが、チゴハヤブサの格好が好き。
チゴハヤブサとトンボ

武山 鷹の渡り 2017 チゴハヤブサ 最接近



今年も観察主体ですが、去年はアカハラダカを双眼鏡で堪能しました。
今年も双眼鏡がメインですが、途中から判別の為になるべく撮影するようにしました。

接近してきた
チゴハヤブサ接近

てや
てや

もう一度接近
もう一度

すぼめて
すぼめて

伸ばして
のばして

最接近
最接近

武山で、ベテラン観察者でチゴハヤブサ好きな方がいるけど、なかなかじっくり観察できません。あるいは遠かったり。この日はこんなに大サービスしてくれました。トンボもとっていたよ。

しかし、翌日はもっと卒倒する事態が..

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カワセミハイスピード

Author:カワセミハイスピード
デジタル一眼レフで静止画と、デジスコによるハイスピード動画中心のページでしたが、最近は観察の比率が高いです。
代表的な動画というか、このブログの概要は
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